読書

マイクロソフトでは出会えなかった出会えなかった天職(ジョン・ウッド)

「World change starts with Educated children」まさにその通りだと思う。世の中の現実をいろいろと言うのは簡単だが”行動する” ことは難しい。それをやってこれたのは”情熱”であり、 その情熱を維持させる多くの期待/夢なのだと思う。 また、NPOを立ち上げ…

アメリカン・コミュニティ(渡辺靖)

アメリカは本当に多様性に満ちた国であることを再確認した。様々な人種が均一に交じり合っているのではなく、ある濃淡を 確保しながら、それぞれのコミュニティが維持する為の施策を 講じている。それぞれのコミュニティに対してはメディア・バイアスを含め …

質問する力(大前研一)

いろいろな人たちと仕事をしていると、 「なぜ、この人たちはこの理不尽な、論理的に筋が 通っていない物事に意見せず、ただ従っているのだろう」 と首をひねることがあります。自分の意見をぶつけた様にも思えず、ただ従う。本当にそれでいいのでしょうか。…

ネアカとネクラ

「ネクラ」と「ネアカ」を”悲観”と”楽観”だと定義すると、今の日本は明らかに 「ネクラ」志向な状況に思えます。日本を支えている世代では節約本が売れ、家計簿が売れる。 一部のシニアは潤沢な貯金と年金で老後を謳歌している。これって国としてあるべき姿…

アウェー脳を磨け!(茂木健一郎)

(「空気」の研究)に書かれている様な周りと同調することを良しとしてしまうと、脳に刺激が加わらない、新しいアイデアが生まれない。そういう内容のことは色々な所で色々な人が言っていますが、その説明としてアウェーで戦える人について ホームがあるから…

天才!成功する人々の法則(マルコム・グラッドウェル)

やっぱり”機会”なんだと思いました。機会があり、十分に訓練する時間(1万時間)があれば、成長できるのだと。小さな差が機会と時間を味方につけて大きな差となっていく。 天才! 成功する人々の法則作者: マルコム・グラッドウェル,勝間和代出版社/メーカー:…

21世紀の歴史――未来の人類から見た世界(ジャック・アタリ)

GWはジャック・アタリをまとめて読んでいます。「超帝国」「超紛争」「超民主主義」という流れで世界が形作られていくという内容であり、西洋思想に基づく一つの未来予測として読んで良いと思う。新しい秩序が生まれる前には大きな戦争があったのは歴史から…

「空気」の研究(山本七平)

「多様性」という言葉は”幅広く性質の異なるものが存在すること”という意味で、最近では「生物多様性」が国際的な議題になっている。「多様性」は大事なんだと。”人”に焦点を合わせると出身国が異なる人たちが集るアメリカなども「多様性」がある。「多様性…

まずノコギリの歯を研ぎなさい

あれがしたい、これがしたいと思うだけなら誰でもできると思います。 それをする為に「なにが必要なのか」を考え、成長していく。 ノコギリの歯を研ぐ。それが大事なんだと思います。

未来を予見する「5つの法則」(田坂広志著)

未来を予見する方法として「弁証法」を挙げ、それぞれの法則について説明されていますが、その中で「矛盾の止揚」という内容に心が留まりました。このことを マネジメントの本質は「矛盾のマネジメント」である とも言い換えられています。 少し以前までは全…

アルケミスト−夢を旅した少年(パウロ・コエーリョ著)

羊飼いの少年サンチャゴが宝物を求めながら旅を続け、人生の知恵を学んでいく物語。 今までの生活(慣性)を断切り、様々な人達と出会いながら進んでいく。夢を「見る」だけではなく「行動」する少年の姿に得るものがありました。

創造力(西堀栄三郎著)

日頃、自分が悩み、考えていたこと、自分の考える方向性と著者の考え方がほぼ一致することに非常に驚きました。 世の中はゼネラリストよりもスペシャリストを望む方向性が強いですが、自分自身の経験からはスペシャリストも大事ではあるが、それだけでは上手…

凍った地球 スノーボールアースと生命進化の物語(田近英一著)

地球は過去に「スノーボールアース(Snowball Earth)」と言われる全球凍結状態にあったという仮説について検証結果を紹介しているもの。 詳しい内容はSnowball earthやWikipediaに書かれています。 SNOWBALL EARTH スノーボールアース - Wikipedia 驚いたの…

国をつくるという仕事(西水美恵子著)

この本を読んで感動が溢れ出て目頭が熱くなりました。 世界の貧困と戦う西水氏の一貫して自分の信念を突き通した生き様(「思い」)が書き綴られていました。書籍全体すばらしい内容でしたが、特に心に留まった言葉は 頭とハートがつながっている です。この…

実践!多読術(成毛眞)

成毛眞氏(成毛眞ブログ)は書店に多く平積みされている安易なハウツー本、入門本などを読むことについて警鐘を鳴らしています。 歴史書などの良質のノンフィクションを読むことで 夢見る力を養い、その気概を持ち、それを実現するための戦略を練る。 が、培…

危険不可視社会(畑村洋太郎著)

日頃感じている「安全」に対する世間の見方や対応に居心地の悪さを感じていたのですが、この本を読んでその居心地の悪さの原因が理解できた様な気がします。 「安全」に絶対はなく、可能な限り「安全」な環境を作り出していくと言う本来の考え方が影を潜め、…

マグネシウム文明論(矢部孝 著)

現在の発電技術(太陽光・水素・リチウムイオン電池など)では普及に問題があるとして、マグネシウムをエネルギー源の中心におく「マグネシウム循環社会」 が提唱されています。海水から淡水を取り出して利用し、残ったものに太陽光からつくったレーザーを当…

昇進者の心得(Harvard Business review)

(1)感想 昇進した人が陥りやすい問題行動を挙げ、それぞれの行動についての真実が書かれていました。 先日NHKで北欧の仕事のやり方としてIKEAが紹介されていましたが(http://www.nhk.or.jp/kaisha/archives/100214/index.html)、そこで紹介されていたこ…

経営を見る眼(伊丹敬之著)

(1)感想 経営をする側になるにはまだまだ程遠いですが、一緒に働いてもらえる「部下」の様な人が少し居ることもあり、自分の働いている組織と照らし合わせながら読んでみました。経営・組織はやはり「人」で動いている、如何に「人」に自発的に仕事をして…

東洋的な見方(鈴木大拙著)

(1)感想 「東洋的」な見方・考え方を西洋との比較し、またそのもの自体を深く洞察されていました。 「禅」について、今まで良く分からないから知ろうともしていなかったのですが、言葉で表現するには非常に難しく誤解を招く危険性があることなど、少しは…

自分の中に毒を持て(岡本太郎著)

(1)感想 岡本太郎氏の熱い想いが込められていました。 太陽の塔を見た時、「なんだ、これ。よくわからないけどすごい」と思いましたが、岡本氏の作品はなにか情熱が内側からほとばしる様な印象を受けます。 それは、「作品を見たら元気をもらえる」とかそ…

グローバリズムの出づる処の殺人者より(アラヴィンド・アディガ著)

(1)感想 いつもはこのような長編小説はあまり読まないのですが、インドの現状を描いているとの書評をみて2008年のブッカー賞を受賞したこの本(原題:The White Tiger)を読んでみました。 インドの企業家が殺人を犯した経緯を、インド訪問を控えた中国の…

隠れた人材価値(チャールズ・オライリー、ジェフリー・フェファー著)

(1)感想 本当の意味で「社員を資産」と考え、「社員を大事」にしている企業がどのような取り組みをしているかの実例を挙げ、分析している書です。 平凡な社員のやる気を引き出し、最大限の成果を得る為に本当に必要なことは決して難しい経営理論等ではな…

佐藤可士和の超整理術(佐藤可士和著)

(1)感想 初め整理術と聞いて空間的な(デスクの上など)整理だと思っていましたが、それだけでなく更に情報・思考の整理にまで拡がっていました。 よく物を失くしてしまっていたので空間の整理については必要性をものすごく感じており、取り組んでいまし…

組織戦略の考え方−企業経営の健全性のために(沼上幹著)

(1)感想 日本型組織の良い点をあげ、それを邪魔する数々の問題を取り上げてその対処法が書かれていました。自分自身の一部言動・行動が「厄介者」「野党的な論評者」「フリーライダー」になっていると感じ、それを前向きな方向に変えたいと強く感じました…

失敗の本質−日本軍の組織論的研究(戸部良一著)

(1)感想 太平洋戦争における日本軍の行動を研究することによって、失敗の教訓を導き出している良書。日本軍が他国軍との比較において犯した失敗の数々の原因を見ていくとまさに今、働いている会社の組織そのものだと気付き、おかしいと共に背筋が寒くなる…

小さいことばを歌う場所(糸井重里著)

(1)感想 ほぼ日での中島みゆきさんとの対談で中島さんが絶賛していたので読んでみました。温かくも本質をついた何度も読み直したい「ことば」が沢山収められており、「ことば」の力を強く感じました。こんな「ことば」を綴りたいと思いました。

なぜマネジメントが壁に突き当たるのか?(田坂広志著)

(1)感想 心の姿勢について多く語られていました。現在の自分と照らし合わせてまだまだだな。もっと真剣に、ひたむきに、と思わずにはいられません。新たな世代へ知識を伝える為に言葉・文字を用いる事はもちろん大事であると思いますが、その先のもの、例…

人々はなぜグローバル経済の本質を見誤るのか?(水野和夫著)

(1)感想 今までイメージしていた「グローバル経済」とは違うものをみせてもらいました。今までの時代とは違う新しい時代に入ったことを感じました、まさに「世界はひとつ」だと。 今ではインターネットで世界中の情報が手に入りますので、テレビはほとん…

コトづくりのちから(常盤文克著)

(1)感想 日頃、自分が感じていることが書かれており、結局のところ大企業、中小企業に関わらず「人」が大事だという事が再認識できた気がします。 数々の「コトづくり」の事例が挙げられており、なかなかできることではないと思いながら、非常にいい刺激…