凍った地球 スノーボールアースと生命進化の物語(田近英一著)

地球は過去に「スノーボールアース(Snowball Earth)」と言われる全球凍結状態にあったという仮説について検証結果を紹介しているもの。
詳しい内容はSnowball earthやWikipediaに書かれています。

驚いたのが現在も氷河期(間氷期)であるということで、私の中で認識がずれていました。

地球がハビタブル(生命が存在可能である)であるその環境は宇宙におけるその配置と地球自身の大規模で複雑な活動により育まれているとのことで、非常に大きなスケールを感じました。
現在、温暖化で悪者扱いされているメタンや二酸化炭素も地表の温度を調整するためになくてはならないものだということを再認識しました、要はバランスが大事なのだと。

地球規模の環境変動という視点で見ると現在、地球温暖化について議論されている内容は非常に狭い範囲の様に思えますが、その議論について地球惑星学を研究している方々の目にはどのように映っているのでしょうか。