実践!多読術(成毛眞)

成毛眞氏(成毛眞ブログ)は書店に多く平積みされている安易なハウツー本、入門本などを読むことについて警鐘を鳴らしています。
史書などの良質のノンフィクションを読むことで

夢見る力を養い、その気概を持ち、それを実現するための戦略を練る。

が、培われていくとのこと。

周りを見渡すとテレビ・新聞はもちろんのこと書籍についても安易で分かりやすいモノが溢れています。個人的に言えば、それに価値が見いだせなくてテレビはもうほとんど見なくなってしまいました。

メディアにとってみれば、その場その場でインパクトのある内容を大々的に報じる方がそのつどの利益を上げることができると思いますが、それに人々は深く考える事なしに毎回踊らされ、ただただ疲弊しているのではないかと思います。

この様な近視眼的な利益を求めたモノばかり触れても表面的なものの見方しかできなくなってしまうこと、圧倒的な情報量の前で自分で考えることがおろそかになってしまい応用力が身に付かないこと などが心配になってしまいます。

このことは大きく言ってしまえば、日本国全体で将来の為に真剣に取り組まなければならないことであると思います。

その点、最近のNHKは頑張っていると感じています。「篤姫」や「龍馬伝」などの大河ドラマ、「プロフェッショナル 仕事の流儀」など質が高いものが多くあります。テレビはほとんど見ませんが、見る場合はNHKがほとんどを占めています。予算と時間を民放に比べて多く遣っているとは思いますが、クオリティが低いメディアが多くあるより高いメディアが数個ある方がいいと思います。