情報が画一的な日本という国

2010.9.10にアップした「危険不可視社会」に対するコメントでも書きましたが、「安全」だけではなくすべての情報・モノに対する世間(日本国内)の見方や反応に最近違和感を感じています。


先ずは極論を好む風潮です。モノゴトに対して、”白か黒か”、”1か0か”の二極論で議論が始まるのは悪い事ではないと思いますが、どちらも言いたい事・主張を高らかに謳うだけで議論が発散したまま終わってしまい、成果が何も生まれないことが多い様に思います。
そんな風に感じて居る人は多いのではないでしょうか。


次にモノゴトに対する世間の反応も二極化してきていると感じています。
スポーツ選手などで言えば調子がいい時は、周囲から拍手喝采・メディアで大々的に取り上げられますが、調子が悪くなった途端、相手にされなくなってしまう。その落差が以前より大きくなっているのではないでしょうか。


最後に世間(特に大人)が安易に情報を鵜呑みしているのではないかと心配です。
例えば、健康番組で「バナナダイエット」が放送されると翌日にはどのスーパーでもバナナが売切れてしまう。。。最近のテレビ・新聞がどれも同じ様な内容であることもその状況を助長しているように思います。


この様に世間の反応が画一化してくると、なにか悪い方向に事態が進まないかと背筋に寒いものを感じてしまいます。

生物多様性」と同じ様にみんなの思考の多様性が重要であり、またそれを認める世間の風潮が必要ではないだろうかと考えます。