年金の世代間不公平

2009.6.15の雑誌PRESIDENTで年金制度について書かれていました。
現在50歳の人が平均寿命まで生きると年金収支(年金受給額−年金保険料)は約200万円の払い損。
現在40歳の人の年金収支は約1000万円の払い損になるとのこと。
この様な記事はずっと前からいろいろな所で書かれており、算出値に多少に違いはあるものの、明らかに言えるのは
・今、もしくは近い将来に年金を需給する人は長生きするほど上記収支が良くなる。
・働き盛りの世代や若い世代は払い損が確定する。
だと思います。


その記事に書かれている様に現在の年金制度の大きな問題は賦課方式(世代間扶養)の継続であって、早急に積立方式に変える必要があると思います。

総務省統計局のH20年家計調査では各世代毎の貯蓄及び負債は以下の様になり
家計に余裕がない世代が余裕のある世代を支える構図になっています。
もう賦課方式は現状に合っていない。

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〜29歳  ;貯蓄:約300万円、負債:約400万円
30〜39歳;貯蓄:約600万円、負債:約800万円
40〜49歳;貯蓄:約1200万円、負債:約900万円
50〜59歳;貯蓄:約1600万円、負債:約500万円
60〜69歳;貯蓄:約2000万円、負債:約200万円
70歳〜  ;貯蓄:約2300万円、負債:約100万円
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あともちろん、厚生労働省のやり方(実際にはありもしない前提条件を元に年金受給額の試算をした)も
早急に直してもらう必要がありますが。。。