2009年を振り返って

少し早いですが、2009年を振り返ってみました。

1.政治は民主党が圧倒的な強さで政権を獲り、変化に向けて出航した日本ですが、自民党の残した負の遺産民主党自身の埃で順調とはいえない状況になっています。と言っても、やはりまだ期待は捨てずにもう少し見ていきたいと思います。
ただ、世界的な不況により「保護主義」に偏っている状況も見られ、2010年は不穏な動きがある様な予感がします。
兎に角、票を持っている年齢層だけではなく、若者に向けた政策をどんどん推し進めて欲しいと思います。


2.日本について渡辺千賀さんのBlogが大きな反響を呼びました。

(1)日本はもう立ち直れないと思う。
だから、
(2)海外で勉強してそのまま海外で働く道を真剣に考えてみて欲しい。

というもの。
明確に意識をしているかどうかは分かりませんが、みんなの心の中に引っ掛かっているコトを発信された私の中では今年一番の記事になりました。
学業については相変わらず、英米の大学が世界ランキング上位を占め、日本の大学は一部を除き、魅力がある様には思えません。
また産業界についてもあらゆる国内需要は右肩下がりの状況で、海外の市場を求めるしかない状況。
そのような状況を踏まえると上記意見は正しいと思います。
「日本に残る」「海外に出る」という2択論になってしまいがちですが、「日本に残る」を選択しても拡大する市場は海外にしかないのですから、どこに居たって同じで「海外でやっていく能力(語学力・交渉力)」が仕事をする上で絶対条件になるのでしょう。


3.エネルギについてアメリカでGND(Green New Deal)と言われる政策が進められていますが、比較的上手くいっているようです。失業率の改善には至っていないものの雇用に良い影響が出ている様です。
これからの発電所建設予定を見ると太陽光・風力・原子力が主流になりそうですが、いつも一定の出力しか出せない原子力と出力にムラがある自然エネルギで如何に電力系統を維持していくか。その様な系統運用のノウハウが生かせる環境になってきていると思います。日本の電力系統は世界に類を見ない最高品質であると思いますので、ここに大きなビジネスチャンスがありそうです。