「エコポイント」「エコカー減税」ってなに???

最近良く「エコポイント」「エコカー減税」という言葉を聞くので、少し調べてみました。

また、対象になる製品がCO2排出量の全体に対してどの程度占めるのか全国地球温暖化防止活動推進センター(環境庁)のデータ(http://www.jccca.org/content/blogsection/23/656/)から抽出してみました。

1)エコポイント(http://eco-points.jp/EP/index.html
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関係省庁:環境省経済産業省総務省
目的:地球温暖化対策、経済の活性化及び地上デジタル対応テレビの普及
対象:グリーン家電統一省エネラベル4☆相当以上の「エアコン」、「冷蔵庫」、「地上デジタル放送対応テレビ」の家電)
特典:様々な商品・サービスと交換可能なエコポイントが取得できる
CO2比率:「民生(家庭)部門」全体の4.8%
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消費電力が大きいと思われる「エアコン」「冷蔵庫」が対象になるのは分かりますが。。。一番の目的は「地上デジタル放送対応テレビの普及(国策)」なのでしょう。
また、効果が知れているのに多額の税金がつぎ込まれるようです。


2)エコカー減税http://www.mlit.go.jp/jidosha/jidosha_fr1_000005.html
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関係省庁:国土交通省
目的:環境性能に優れた自動車の普及
対象:電気(燃料電池車を含む)、天然ガス、ハイブリッド(プラグインハイブリッドを含む)、ディーゼル、低燃費・低排出ガス認定
特典:自動車重量税自動車取得税の免税もしくは減税
CO2比率:「運輸部門」全体の18.5%(業務用が含まれる為、対象製品が排出する量はもっと少ない)
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日本車の性能がいいのか基準が緩いのか分かりませんが、いま売られているほとんどの自動車が対象になるようです。これではただの自動車購入補助基金です(それが目的なのでしょうが。。。)。
もっと基準を高くして企業の研究開発を促す一方、自家用のガソリン車には高い税金を掛けるなどして「(自家用車の)脱ガソリン車社会」を目指すのが良いと思います。こんなバラマキをしていては、日本の自動車業界の未来は暗いと思います。。

もっと税金や労力をつぎ込むべき課題に注力して欲しいと思います。