Agenda at the G8 summit

少し前の話題になりますがL'Aquila(ライクラ)で開催されたG8で各国の温室効果ガスの削減目標が発表されました。
G8として「2050年までに温室効果ガスの排出量を50%削減する」としていますが、新興国(中国、インド、ブラジル)の反応は冷ややかな様です。

The G8 leaders said on Wednesday that rich nations should cut emissions by 80% by 2050, while the world overall should reduce them 50% by 2050.

経済成長と温室効果ガスの排出量削減はトレードオフの関係ですから、これからドンドン経済を成長させたい国々の反応は予想されたものだったと思います。

今までの様に各国それぞれにただ削減目標を押し付けるのではなく、技術力が優位な国と新興国をセットにして削減目標を決め、”技術協力を中心に据えて”削減を図って行く。その様なやり方が今後有効ではないかと思います。
それぞれの新興国のパイの大きさは違うので簡単に決まらないと思いますが、例えば技術力1位の国が組みたい新興国(例えば中国)を指名できるやり方などすれば技術力の向上も促せるのではないかと思います。