日本の人口推移

人口減少社会に入っている日本ですが、
公式な記録を確認しようと思い統計局ホームページで資料を確認してみました。

(1)人口推移

第1次ベビーブーム世代が多く(現在60歳)、
その次に第2次ベビーブーム世代(現在35歳)が続いています。


(2)都道府県別人口増減率

人口が増えている都道府県は7県(東京、愛知、滋賀、神奈川、千葉、埼玉、沖縄)
のみで西日本の大都市圏についても人口が減っているようです。
また、人口に占める子供の割合が多い都道府県と人口が増えている都道府県は同じ様です。


これら資料から今後20年間の予想を立てるなら

a.医療が発達していることから、第1次ベビーブーム世代があまり減少せずに
  80歳に到達する。(既に日本人の平均寿命は80歳程度)
b.高齢者が有権者の半分以上を占める為、今まで以上に高齢者寄りの政治となる。
  第2次ベビーブーム以降の世代に対する施策がこれまで以上に減る。
c.高齢者が増えることにより、国の医療費負担増→増税により納税者の負担増。
d.地方では医療制度・公共交通機関等のインフラ崩壊が進行し、
  若者も含め大都市圏に移動せざるを得なくなる。
e.非正規労働者に対する低い賃金の為、第2次ベビーブーム以降の
  世代の購買力は低下。
  国内市場も縮小し、海外市場に目を向けざるを得なくなる。
f.当然ながらこれから年金を受け取る世代は納めた金額さえも受け取れない。


30代前半の立場から上記の様なことを考えるとものすごい閉塞感に苛まれますが、
同時に自分より若い世代と共に上手く生きて行かなければならないと思います。
渡辺千賀さんのBlogで「日本はもう立ち直れないと思う」と言われていますが、
海外で勉強して働こう | On Off and Beyond
そこに書かれている「海外での就職」も視野に入れるべきと思います。

また、第2次ベビーブーム以降の世代は親世代の偏ったアドバイス
(家を建てろ etc.)に踊らされる事なく以下の事を念頭に
人生設計を組立てれば良いかと思います。

A.住宅ローンを組まない
  (身動きが取れなくなる、住宅は人口減により余るのが明らか)。
B.車は買わない(車を持つコストは大きい)。
  どうしても必要な場合は中古車で賄う(A.と同じで余るのが明らか)。
C.子供には十分な教育環境(留学含む)を与える
  (今後、仕事をする上で必要)。
  その為には今の内に大都市圏に居住する。
D.会社にしがみつかなくても良いように仕事のスキルを磨く。