グリーン革命(トーマス・フリードマン著)

(1)感想
トーマス・フリードマンの新書が和訳で読める様になったので早速読んでみました。温暖化・フラット化・人口過密化という流れにおいて世界(特にアメリカ)がどの方向を向いて進んで行くかを様々な引用を用いて提言しており、前作の「フラット化する世界」と合せて読んでおく本だと思いました。
もう既に様々な兆候の出ている気候変動などの環境問題、また石炭や石油など頼っている為に産油国へ金が移動し、それが安全保障問題をより複雑にしていることなどはすべてリンクし、「グリーン化」することで解決できるという著者の意見に賛成です。
ただ本書に書かれている通り、政治の主導も必要であると思います。
(ドイツが太陽光発電で世界一になったのは太陽光発電固定価格買取制度で市場を刺激したが大きな原動力になりました。一方、日本は促進事業を打ち切ってしまいましたが最近復活しました。。)

(2)キーワード

アメリカ人が多すぎる
・エネルギー貧困