サンクコスト時間術(齋藤広達著)

(1)感想

”時間は「今」と「未来」しかない”、だから前を向いてできる限りのことをしよう、現状をしっかり把握して間違いない方針を立てて(そのやり方がいろいろ記載されていました)邁進しようという内容でした。自分の考えを整理するのに役立ちました。

なんでも完璧に仕上げることが良いに決まっていますが、仕事をしている限りは残り時間(タイムプレッシャー)を常に意識しその中で「最大限できる仕事」をするということが必要ですが、その「最大限できる仕事」ということが一つの大きな壁なのかなと思います。というのもその仕事の果実を受け取る人(企業)の要求するクオリティ+αで仕事ができればWin-Winの関係が成り立ち「いい仕事」になると思いますが、実際にはその領域での仕事ができることはなかなか難しい、過剰にクオリティが高かったり(コスト悪化)、逆に要求するクオリティに満たなかったり(問題外)。。。
そうすれば”「何がゴールなのか」を明確に”ということを考えるときには「要求されるクオリティは一体どの程度なのか?またそのクオリティに合った果実をどのような形で提供できるのか?」ということが最も注意深く調査・確認する必要があるのではないかと思いました。また、確認できたクオリティの領域を上司に説明し共有することも必要でしょう。
一方「いい仕事」をする為には、高いクオリティが必要でない仕事は人に任せたりそもそも引き受けない等の「捨てる」ことも必要だと再認識しました。

(2)キーワード

プロフェッショナルは、自分の作業時間を完璧に把握している

サンクコスト時間術 (PHPビジネス新書 66)

サンクコスト時間術 (PHPビジネス新書 66)