インテリジェンス武器なき戦争(手嶋龍一+佐藤優著)

(1)感想
今まであまり聞くことのない世界の話が沢山書かれており、探偵小説を読む様に一気に読みました。情報(インフォメーション)と情報(インテリジェンス)は全く別物で後者が国の未来を左右する、日本はインテリジェンスの潜在能力は高いのだからそれを有効活用できる枠組みを作るべきだと。日本以外の先進国を見るとその多くは「情報機関」を持っていて常に国内・国外の情勢を監視・分析しているのですから日本も同じ様な組織を持ってしかるべきなのでしょうね。(すでにあって公にされていないだけかも知れませんが。。。)
これを読んで「スパイゲーム」という昔見た映画を思い出しました。知力・人脈力等を駆使して目的を達成していく、とても興味深い世界だと思います。

(2)キーワード

約束を守る。そして、できない約束はしない。また必要のないこと、つまりこれ以上は踏み込んで知らないほうがいいことについては、あえて聞かない。それがインテリジェンスというゲームの基本ルールであり、この世界の文化なんです。

インテリジェンス 武器なき戦争 (幻冬舎新書)

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