「話し方」の品格*「品のいい人になれる10か条(福田健著)

(1)感想
どうも最近、人と話してもしっくりこないと感じていて、何かのヒントになればと思い読んでみました。「品のいい」を中心テーマに誰でも気をつければ相手に不快感を与えず、いい会話ができるコツが書かれています。基本的には相手のことを考え・慮り、会話を組み立てていく事が重要だということで、自分の言動・行動を振り返ってみればそれがかなりおろそかになっていた為にしっくりこなかったのかなと反省しています(もちろん相手側にもしっくりこない感じ・不快感を与えていたはず)。また特に気に留まったのは「詳しい説明=わかりやすい説明ではない」ということで、情報を多く詰め込んでも(親切や善意の押し売り)聞く手にとってはわかりにくくなってしまう。聞き手のことを考えれば要点を踏まえた簡潔な説明が「わかりやすい説明」になるということに気づくことができました。

(2)キーワード

・人を呼びつけるのではなく、自分から相手のもとに行く
・自分の考えを押し付けずに、まず相手の話に耳を傾ける
・気難しい顔はやめて、にこやかな明るい表情で人と接する

アメリカの映画監督スティーブン・スピルバーグはこう言っている
「話を聞かない人は何も学べない。飛躍のチャンスを失う」

写真家、土門拳にこんな言葉がある
「気力は眼に出る。生活は顔色に出る。教養は声に出る。」

「話し方」の品格―「品のいい人」になれる10か条 (リュウ・ブックス アステ新書)

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