年功序列と成果主義

「日本の年功序列が崩壊した」と言われて久しいですが、一方で付け焼刃的に導入した「成果主義」も大きな成果が得られた、ということも聞きません。
働く人の「安心感」の最も基礎となる「雇用の安定」と「収入の安定」がふらついている、そういう風に思います。

年功序列」には雇用を固定化する弊害がある、「収入の安定」は生産性向上の足枷になる。いろいろ意見はあるけども今の一面だけを見ての「良い/悪い」の二元論には意味が無い。そもそも”二元論”という概念はほとんど間違っているのではないかとさえ思えます。


いろんな立場の人がいろんな意見を言う。
「今」ばっかり見るんではなくて、「将来」の日本を考えて意見を言う。
それが大きなうねりとなって日本の将来像を形作っていく。
その為にはみんな一人ひとりが自覚を持って真剣に考えていくことが必要だと思います。

やれ「年金」だ、「補償」だとメディアは騒ぎ立てるが、真剣に考えればそれら以上に本当に注力すべきは『教育』だ、ということに気づくのではないでしょうか。