原子力発電産業のこれから
FUKUSHIMAの影響で世界中の国の原子力政策に大きな動きが出ています。
現在、世界中で運転している原子力発電所(443台)は今後どの方向に向かっていくのでしょうか?
1.EUでは「原子力発電」を敬遠する方向に動いている様です。
−ドイツでは原発建設を推進する方向に舵を切っていましたが、
2022年までにドイツ国内の全原子力発電所を停止する」と発表しました。
http://www.bbc.co.uk/news/world-europe-13592208
−スイスでは原子力発電比率が約40%を占めていますが、老朽化した
原子力発電所の更新はせずに2034年までに全原子力発電所を停止する」
と発表しました。
http://www.reuters.com/article/2011/05/25/us-swiss-nuclear-idUSTRE74O4R220110525
−フランスは原子力発電比率が43%と高く、多くの雇用を生み出している
国内基幹産業の一つですが、原子力発電に対し見直し論が出て来ている
ようです。
2.旺盛な国内電力需要がある中国、インドなどは新規原子力発電所を建設
する方針は変わらない様です。
発電所自体の安全性はもちろんですが地形などのリスクも含めて評価が
必要であると思います。