大学の費用

経済危機の影響が、アメリカの大学生達を苦しめているとの記事がありました(Degrees of pain - University fees)。
授業料値上げと州政府交付金削減への大規模な反対デモが3.4に実施された様です。
Forsight(2009.12月号「米エリート大学がかぶった経済危機の波」)にも書かれていますが有名校のスタンフォード大学でさえも職員のリストラ・授業料値上げ・図書館の閉鎖を余儀なくされているとのこと。

ただ、「ルポ貧困大国アメリカⅡ(堤未果著)」でも取り上げられているように「経済危機が授業料値上げの原因」とは一概に言えないようです。例えばハーバード大の大学基金運用担当者は基金を激減させたにも関わらず、法外なボーナスを受給しているし、UCでも同じ様なスキャンダルがあった様。
その損失の後始末を職員への賃下げ・リストラや学生への授業料値上げに転化しているというのが、現実なのではないかと思います。

元々、高額な米大学の授業料(スタンフォード大学で年間約50000ドル)を払う為に、学生は必死にお金を貯めたり、ローンを組んだりして入学して来ているのに。。。