自動車のリサイクルへの取組み(アメリカ)

リサイクルの基本的な考え方は3R、つまり
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Reduce:減らす
Reuse:再び使う
Recycle:再資源化
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ですが、自動車に関するアメリカ(Argonne National Laboratory)での取組みについて(http://www.cleanskies.com/videos/automobile-recycling)で紹介されていました。

現在Recycleされているのは金属類などの75%程度ですが、Recycleされず埋めるなどして処理されていた樹脂などを特殊な装置を使用して取り出すという試み。この装置を活用すれば、アメリカ国内だけで24M barrel/yearの原油が節約できるとのこと。RecycleすることによってReduceも図られる様です。


一方、日本国内でのリサイクルの割合は「各自動車メーカー等のリサイクル率及び収支の状況(経済産業省)」の通りで、アメリカの75%よりも高い割合で、更に日産では一部の車両でリサイクル可能率95%という高水準を達成しています。(http://www2.nissan.co.jp/TECH/ECO/recycling.html?sclisid=k20090513lis000001108


まだ、日本の方が割合で見ると進んでいるようですが、Recycleに対する取組みが日本ではメーカ主導であるのに対して、アメリカでは国の研究所が取り組んでいる。その姿勢に力強さを感じます。

近い将来、100%リサイクルの安い車が出回るといいなぁと思います。