失業率8.5%(アメリカ、EU)

2009年3月のアメリカの失業率(Unemployment Rate)が8.5%に上昇した様です。
EU諸国(16カ国)の失業率も奇しくも同じ8.5%に上昇したとのこと。

アメリカ・EUともに、まだ失業率は悪化する予想とのことですが、経済対策に対して各国の足並みが揃っていない為(各国の経済的体力がバラバラだから足並みを揃えること自体難しいかも)、EU諸国の動向に注目して行きたいと思います。ECB(European Central Bank)が追加利下げを検討している様ですし。

尚、EU諸国の失業率には大きな違いがあって卒業率が高い国はスペインで15.5%、低い国はオランダで2.7%となっています。

オランダは高福祉国家で有名ですが、雇用についても職業訓練の充実とか雇用保険の適用などのセーフティネットが充実しており、日本とは大違いの様です。
(日本のセーフティネットについては「反貧困―「すべり台社会」からの脱出 (岩波新書)」参照)

反貧困―「すべり台社会」からの脱出 (岩波新書)

反貧困―「すべり台社会」からの脱出 (岩波新書)

また法人税率を下げて企業誘致を図っており、雇用先を確保することにも力を入れているようです。
この不景気の中、どこまで国家が耐えることができるか気になるところです。

The job losses were spread across sectors with the federal government among the few employers increasing employment, but even the US Postal Service cut jobs during the month, with 1,200 staff being laid off.

Spain has the highest level of unemployment, at 15.5%, closely followed by Latvia (14.4%) and Lithuania (13.7%).

The Netherlands has the lowest rate, at just 2.7%.